田舎暮らしで有機を目指してみるin種子島Vol.017
 
種子島への移住記
発行日: 2002年 10月 16日

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■離島・種子島での暮らし(No,17)
■畑の立ち話
■旬野菜のレシピ

  ごあいさつ

 皆様 こんにちは。

度々、配信が遅れてしまい、すみませんでした。
「テゲテゲ(いい加減な・・の意)なヤツ・・・」と思われているでしょうね。お恥ずかしい次第です・・・
種子島の色々な歴史について教わる機会が有りまして、大喜びで行って参りました。鉄砲伝来や甘藷などの伝来のお話、明治から戦後にかけてのいろんな作物の導入についてのお話など、私たちとしては非常に興味深い内容で、まだ興奮気味です。
これらのお話は、もう少し整理して御紹介させていただきます。
 

■ 離島・種子島での暮らし(No,17)     種子島編

今回は種子島の良さについて考えてみます。

今の種子島の人たち・・殆どの人たちは、種子島の良さは「なんとか喰ってゆける・・」と言われるように感じています。
山に山菜、竹の子、畑に野菜、果樹、海には魚や貝、海老・・と自分で捕りに行けば簡単に手に入るので、「収入が少なくても何とか生活してゆける・・」と言うような意味です。
まあ、野山や海の幸に恵まれていると言うことですね。

それから、実に色んな物が栽培できる気候だとよく言われます。
以前に、色んな植物の「南限」であり「北限」でもあると書きましたが、国の薬草試験場があることが示すように、とても特殊な気候条件とだ思われます。植物を栽培しようとする者にとっては非常に魅力的なところでしょう。

南種子町のパンフレットなんかでは、宇宙センターが南種子の誇りだ・・とか何とか書かれていることがありますが、あれはちょっと恥ずかしい話です。
宇宙センターは国が建てて運営が始まった施設であって、決して南種子町が建てたわけでも運営している訳でも有りません。むしろ、同センターからの恩恵を受けている方で、国からの補償金まで貰っているのですから。

同センターが建設された訳は、おそらくロケットの打ち上げ方向に他の島などが無いことや用地が買収しやすいこと、人口が少なく、後々の補償金の額が出来るだけ大きくならないような処として、南種子町に建設されたんだろうと思われます。

島の誇り・・と言うモノではありませんが、米軍基地などとは違って、大きな経済効果をもたらし、話題やイベントを提供してくれるのに、デメリットのほとんど無い施設です。各メーカーの気のいい社員さんや、その御家族が南種子町に一時的にせよ住んで交流できることが南種子町が受けられる大きな恩恵ではないでしょうか。

他には、砂浜などの観光地に人が少ないので、実にのびのびと遊べ、何処に移動するにも「渋滞」が有りません。道路はよく整備され、鹿児島本土との連絡も、あまり離島を感じさせないくらいに便利です。

離島とは言いながら、あまり閉鎖的な感じは受けません。現実に多くのサーファー達がここに移住して、サーフィンを楽しみながら暮らしています。景気がよくないのはここでも同じですが、勤めに出ながら、畑作業も手伝って、サーフィンをしている人たちには感心します。彼らは朝早く砂浜にでて、掃除までしていますしね。

また、島内の企業、特に土木建設業の会社の多くが、農業に進出しています。景気が悪くなったから直ぐにリストラ・・とはしないで、このような可能性を求められるような地域特性でもあります。

出郷者の皆様、他にお気づきのことはございませんでしょうか? 
 

■ 畑の立ち話            (新規就農について)

新規就農のお話の最初は、その背景の一つでもある農村の高齢化、後継者不足の話題です。

ここ種子島の子供達は、中学校や高校を卒業すると大半は島外へ出てしまいます。理由は「大学や専門学校への進学」「仕事を求めて」「都会生活に憧れて」と言ったところでしょうか。
あるいは兄弟で親の資産(土地)を分けると何分割にも減ってしまうので、一人を残して出てしまう場合もあるかも知れません。

農家の子供達は農家になりませんので、あるいは親が農家にさせませんので、自然と農家は高齢化が進み、数も減ってきているようです。
後継者不足・・と言う言い方は行政などが使っている言葉で、農家自身は自分の子供に農家にはなって欲しくないと言う人が多いようです。
島内で役場かJAに就職させ、平日の勤務後や休日に親の畑を手伝わせたい・・と言うのがおそらく農家の本音・・であることが多いでしょう。

しかし、役場やJAの募集枠にも上限がありますので、大半の子供達は島内に住むことを望んだとしても、仕事を求めて都市部へ行かざるを得なくなります。するとその子供達は、その行った先で生活を持ちますので簡単には帰れなくなります。しかし親は高齢化が進み、耕作面積も減り、荒れる畑が出てきます。
親が入院したり、特養へ入所したり、あるいは亡くなったりした場合は、畑そっくり荒れることもあるでしょう。
「じゃあ、農地はたくさん余っているのか?」と言うと、そうではありません。そのように荒れた農地であっても、話は簡単に進みません。

都会にいる子供の感覚では農地にかかる固定資産税など安いものなので誰にも貸さず、放っておくことが多いのです。彼らにとっては農地は単に「換金するための資産」でしかないのです。
貸す場合であっても、都会の金銭感覚を無造作に持ち込みますので、田舎にとっては法外な賃貸価格を求めることもあります。
しかし、「先祖代々の土地」と主張して売ることもあまりしません。
大半は農地改革で貰ったり、入植などで国などから非常に安く手に入れたところなんでしょうけれど・・・。

これが、日本の農業を大きく蝕んでいる要素だと思っています。
農地の流動化、規模の拡大を阻んでいる大きな要因です。耕作しないのなら農地は耕作する人に譲るべきです。その地方の相場で。
・・・とは思いますが、親から散々甘やかされて育った人の場合は、どうしようもないかも知れません。 
割と子供に非常に甘い親が多いように感じていますので、その辺かなり気がかりな部分です。
 

■ 旬野菜のレシピ         (お魚編)

トッピーの磯部あげ

飛び魚のすり身     200g
豆腐         半丁〜1丁
卵              1個
小麦粉         大さじ1
味噌           大さじ1
酒             大さじ2
海苔            適量

揚げ油          適量

1.豆腐はよく水切りしておく。
2.海苔以外の材料をよく混ぜて、丸める。
3.海苔でくるんで中温の油できつね色になるまで揚げる。

ゴボウやニンジンを入れて貰っても勿論美味しいですよ。
豆腐の量で柔らかさを加減して下さい。
歯ごたえのある方がお好みでしたら、豆腐は入れなくてもOKです。
 

                   後 記

度々遅らせている原因の「編集&取材」係でございます。
やっぱり、パソコン一台で仕事を全てこなすのは物理的・時間的に無理があるな・・と理解しました。

もしどなたか安く中古でも一向に構いませんので、パソコンを変える方法を御存知でしたら、教えて
いただけませんでしょうか。未だに200MHZのCPUってホントにツラいです。
 
  
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