田舎暮らしで有機を目指してみるin種子島Vol.003
 
種子島への移住記
発行日: 2002年  4月  1日

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■離島・種子島での暮らし(No,03)  
■畑の立ち話  
■旬野菜のレシピ  

  ごあいさつ

皆様 こんにちは。

ここ種子島では穏やかな日々が続いております。 田植えもほぼ終了したようです。そろそろ日本一早いと言われるお茶の収穫時期です。
ボージョレー・ヌーボーのお茶版と言ったところでしょうか。ロケットの打ち上げもまだまだ先で、宇宙センター内も平穏な日々が続いています。 最近NPO(特定非営利活動法人)に興味を持ち始めまして、フォー ラムや勉強会などに参加させていただいております。沢山の人が集まると、実に色んな事が出来そうですが、田舎は地域性が強く、なかなかまとまりがつきにくいのが難しいところでしょうか。

まあ、それでも地域振興や農産振興、社会福祉など徐々に進みつつあるようです。それらの活動の一つに、「体験学習ツアー」の企画があります。春休みの田植えや夏休みの稲刈り、とうもろこしやバナナの収穫、魚や貝採り等を楽しみながら体験してもらおうというものです。ウミガメの産卵時期が学校 の休み期間中ではないのが少し残念ですが、それぞれインストラクターについてもらって楽しい、また費用も極力抑えた企画にして行きたい・ と考えています。

・・というわけで、宿泊場所の(値段や条件などの) 交渉やキャンプ用具など
の準備、一家族丸ごとホームステイ先の農家の準備などなど・・またまた忙しくなりそうです。
 

■離島・種子島での暮らし(No,03) も一度鹿児島本土編

 前回は地縁が無い!・・というところで終わりました。

地縁が無いとどんな不利があるのかと云うところから始めます。 地縁が有るということはつまり、その地域の出身者、或いはその家族と云うことです。その地域に知り合いや親戚も多く、親から引き継げる土地や農業機械、様々な権利を手に入れることが出来ると云うことです。
例えば、家を借りようとしても スグに見つかるでしょうし、より安い家賃(半分以下)で借りることが出来るでしょう。山や畑もより条件の 良いところを借りたり購入したり出来るでしょう。地縁が無い場合は、それらが非常に難しいのです。

いくら過疎地域と言えど、規模拡大をしつつある若手農家などが条件の良い舗場などは押さえてありますし、国や県行政の(ハウス建設等の)補助事業も全員に行き渡るほどの量では当然ありませんから、やはり地元の農家(しかもなぜか役場やJA職員の関係者やその親戚が多いような気もしますが。。。)に当たることになります。
つまり、その地域の市町村の支援だけでは一般農家になるのはとても難しい ・・というより、ほぼ無理ということです。そういうことを役場やJAは知っているからこそ、アイターン者には簡単には支援出来ないのです。

じゃあなぜ、アイターンも募集するのか?・・と言えば、Uターンの募集だけでは、国の新規就農者支援の補助金が降りないからだと考えられます。その補助金の一部が就農者への支援に使われますので、自主財源の少ない市町村役場としては是非とも欲しいのです。残りの一部は、新規就農者への教育担当者の雇用等の名目で臨時職員を雇用したり、他の予算に回したりもできますから。  

つまり ヨソ者を差別している訳では無く、非常に台所事情の苦しい地方市町村の事情で行っている苦肉の事業なのです。例外的にアイターン者が成功しているところもありますが、いずれも大きな資金投下をした場合など、上記の事情が特殊な場合ばかりのようです。

また一部の自治体で、新規就農者に対して監督員兼検査・査定員のような者を付けて、「資質」を判断させようとしているようです。それこそ、反対に検査官としての資質を問いたくもなります。一農家の判断や役場職員の判断だけで公平・公正な、なおかつ透明な判断が行われるとは思えず、変な利権や問題を生むようなことをわざわざ始める、その神経には驚かされます。我田引水も此処に極まれり!ってところでしょうか。

国の財源に頼っておきながら、呆れたその神経です。都会からの移住希望者をバカにするのにも度が過ぎていますよね。就農者の失敗(あきらめての離農)が多いのが悩みの種でしょうが、なぜ成功出来ないのかをもっとマジメに、自分の胸に手を当てて考えてみて欲しいものです。これから移住を考えておられる方には、どうかそんな連中に当たらないように、充分にお気を付け下さい。  

では、アイターン者はどうすればいいのか?・・・を、このマガジンの しばらくの間のテーマにしながら、種子島での暮らしをお伝えしてゆきたいと考えております。
何も勿体ぶることはなく、要は「地元の役に立つことをしてゆけば良い」と言うことばかりですが、具体例として、私たちの場合の(失敗例が多いですが)生活をお伝えしてゆきます。

地元に溶け込む・・地元に役立つ前にまず、地元の特色を知るところから始まります。ここ種子島はそういう意味では非常に恵まれた場所だと感じています。

色んな農産物の「北限」で有り「南限」ではないか?・ と考え始めたのが2001年の夏頃でした。

                                                     (つづく)
 

■ 畑の立ち話(改良普及員さん編改め地方の産業について編1)

JA・・以前の農協・・農業協同組合です。 地方ごとにあって、その地域の農家の出荷をまとめ、販売したり、肥料や飼料、農薬、機械などを共同購入という形で安く農家に供給するためにあった組織です。
農家の協同組合だったハズなのです。 しかし専従職員を雇いすぎたのが原因か、組織の維持費用を確保するのに手一杯になっているようです。

一般に青果などは 生産者から農協へ行き、県経済連に渡り、百貨店や青果問屋さんへ行き、小売り店さんへ行き、消費者様へ届きます。各地方のJAが県経済連への全量出荷・ ・つまり下部組織だと、各地方のJAの存在意義が無いはずです。 生産費は抑えられ、中間マージンが掛かり結果として小売価格も高くなります。輸入農産物との競争の中、旧態依然とした流通経路では衰退してゆくのも当然のようにも感じられます。

生産費の算出については、後に御紹介してゆきたいと考えておりますが、いま此処では生産費+集荷 ・選果・梱包経費+輸送費+小売り経費が小売価格になるような形にしたいと考えているところです。生協にしろ農協にしろ専従者を沢山雇い入れ、人任せにして自分たちで活動しなくなったのが、本来の意義を失ってしまった最大の原因ではないかと考えています。

一方、力を付けた農家・・経験も充分で、舗場も資材も機械も充分に保有している農家は JAに頼らずに、自力で出荷しています。農作業から青果の営業まで自分でするわけですから、さぞ忙しいことと推測されます。そういった一部の農家が離れ、大半の赤字経営で営農資金の貸付を受ける必要のある農家ばかりがJAに残ったのも、JAの台所事情を悪化させる一因であるとも考えられます。
もっともJA金融部門の収入の大きな柱にはなっているのでしょうけれど。。。

「有機栽培を目指します!」等と言えば、JAには一笑に伏されるでしょう。確かに有機栽培は難しく、大変な夢ですが、一部では既に成功しつつある農家も現れてきています。若い職員さんが言うように、JAとしては、農産物を販売するよりも、農家に農薬を売る方が利益が多いそうですので事情は察しますが、農業の将来をもう少し広く考えていただきたいものです。

戦後、今までの間にこの国の農業を体系化し、生産効率などを上げてきた功績は普及所と共に非常に大きなものがあるとは知っております。ただ、都会の人々に悪名高い?農業への補助事業によって利益を享受しているのは地方農家ばかりのように思われているのが残念なのです。  

上記のような訳で、出荷の共同組合みたいなのを作った次第ですが、 これからどんなことが出来るようになってゆくのか非常に楽しみです。 現状では農家だけではなく、会社員や事業者も含めた総合的なグルー プになってゆきそうな感じです。

 

■ 旬野菜のレシピ    (さつまいも編02)

材料 4人分
サツマイモ   ・・1本
ジャガイモ   ・・1個
玉ネギ    ・・1/2個
白ネギ    ・・1/2本
粒コーン    ・・適量
水       ・・400ml
チキンブイヨン ・・2個
塩コショウ   ・・少々
牛乳     ・・400ml

 作り方
1 
サツマイモは2cmの輪切りにし、皮を厚めにむき、水に放つ。 ジャガイモは皮をむき、8つに切り、
水に放つ。 玉ネギは繊維を断ち切る方向(横)に薄切りにする。 白ネギは縦半分に切り、2cmの
長さに切る。

2 
鍋にサツマイモ、ジャガイモ、水、チキンブイヨンを入れて強火にかけ、煮立てば、玉ネギ、白ネギを加える。

3 
再び煮立てば中火にし、サツマイモに竹串がス〜ッと刺さるくらい まで煮て、牛乳を加えてひと煮立ちさせる。

4 
ミキサーにかけて滑らかにし、網を通して鍋に戻す。 煮立つ直前に火を止め、塩コショウで味を整える。

器に装い、粒コーンを散らす。
 

                    後 記

さ〜て、次号のサザエさん・・じゃなくって、マガジンはイカについても何か書きたいなあ・・と思っております。
 ・・そうなんです。実はイカ釣りに行くつもりなんです。シーズンは既に始まっていますからね。
大きいのはなんでも、4kg位もあるとか。。。

         ・・・イカと言えば、やっぱり 刺身でしょうか、イカ焼きでしょうか。・・・(^¬^)ズルッ
 
  
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