田舎暮らしで有機を目指してみるin種子島Vol.002
 
種子島への移住記
発行日: 2002年  3月 18日

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■離島・種子島での暮らし(No,02)  
■畑の立ち話  
■旬野菜のレシピ      

  ごあいさつ

 皆様 こんにちは。

ずいぶんと暖かくなってきました。昼間は暑いくらいです。晴れると空や海の色もとっても綺麗です。
海辺でのんびりと釣りでもしたくなりますが、とってもそんな時間は とれそうにありません。

「田舎暮らし」は忙しい・・のは私たちだけ でしょうか?   
昨日はお菓子メーカーさんの処へ羊羹の引き取りと次商品の企画についての打ち合わせと価格の交渉をしに行って、インギー鶏飼鶏の会長さんの処へ飼料選定の下打ち合わせに行って来ました。
今日(月曜日)は昼から役場で、インギー鶏を殖やすための打ち合わせに行ってきます。夕方からは国土交通省の方が見えられるとのこと で、NPO(特定非営利活動法人)の会に行く予定です。
晴耕雨読は遠そうです・・・気持ちの問題でしょうか?
 

■ 離島・種子島での暮らし(No,02) まだ鹿児島本土編

 朝8時半、鹿児島の西駅前というところに到着しました。 ここから、加世田行きの特急バスに乗り換えます。約一時間半ほどで 加世田市街地に到着します。昔、駅があった場所らしく、汽車が置いてあったりしています。
更に加世田から坊津方面(野間行き)のバスに乗り継ぎします。すると約一時間弱でようやく、大浦町に到着しました。九州最南端付近の町です。 

ここで2年半ほど暮らすことにな りますが、このときはまだ此処に永住するつもりでおりました。
役場前で下車して、役場へ挨拶に行きました。早速、斡旋していただいた貸家へ連れていっていただきました。
老夫婦の住まれる母屋の隣の「隠居部屋」のような感じのお家です。とっても良い御夫婦でひと安心でした。
それからJAさんに頼んでアルバイトをさせていただきました。 ぽんかん(大浦町の特産)の選果場で翌一月末までアルバイトを夫婦で。この間、一緒に働いておられたおばさん達の話を聞きながら、
「鹿児島弁」を憶え始めました。そうなんです。 言葉が判らないんですよ。鹿児島は。

「えらいトコに来てもうたがな〜。」と関西弁で言ってみても始まりません。
おばさん達が語る言葉は私たちには「■○☆!どっか∀∞¶Ψ来た⇔」 って感じにしか聞こえません。
しょうがないので黙ってニコニコしながら 時折頷いているしか有りませんでした。

それでもなんとか、8a(約240坪)ほどの畑を借りることが出来、さっそく色んな苗や種を植えてみました。
苗を見ても、それが茄子なんだかピーマンなんだか区別も付かない私達でしたが、園芸店で教えて貰ったり本で読んだりして、少しづつ判り始めました。畝の立て方、元肥の量、苗の間隔、支柱の仕方などなど・ なぜか田んぼも借りることが出来ました。
もっとも田植えもして貰い、その前の代かきもしていただいたので、私達は殆どなんにもしていませんでしたが。

田植えの後、除草剤を播くように言われましたが、除草剤は(私達にとっては)非常に高価で、結局買えずに過ごしてしまいました。4a程の小さな田んぼ以外は、農薬は全く散布できず、結果として「無農薬」になりました。
航空防除の無い地域でした ので害虫の発生が心配されましたが、とにかく気を付けて見ておくこ とにしました。強い台風も来たりしましたが、大きな雑草たちのおかげで稲が倒れず、幸運な事に、7月の終わりには無事「豊作」で収穫できました。

さて、5月から役場で夫婦ともアルバイトをさせていただくようになりました。道路の草払いや補修の仕事と総務課での事務手伝いです。 当初の計画通りに支援を受けながら専業で就農するには、農業委員会 の認定を受けなければなりません。認定委員会のメンバーは、町長、 経済課長、農業委員会長、JA支局長、普及所・・・だったかな? 大浦に来て半年も放って置かれたことも気になりますが、これからどんな判断がされるのかと思うと気が気でなりませんでした。

専業で耕作を始めても、収入になるまでは半年以上かかります。それまでの投資金額も最初の年なので膨大になります。 まして資材の購入費等を差し引くと必ず赤字になりますので、農地も機械も資材も持たないモノが農家になるのは「お金を捨てる」覚悟の必要があるのです。
ですから、是非とも認定が欲しいところでした。 結局、役場(認定委員会)としては、現状のまま働きながら、畑や田んぼの仕事を覚えなさい・・とのことです。

そして、すこしづつ耕作面積を増やしてゆきなさいと役場は言うのです。要は自分たちの力で農家になりなさいと。(今の私達は、全く同じようにお勧めしています。)

「技術指導+生活支援+農地の斡旋+農業資金の支援」をアテにしていた私たちはビックリ! 
「今になってそんな!」

役場の言い分は、

@全くの素人だから、いきなり農家になるのは無理。
A資金力が無さ過ぎ。(働いているようではダメ)
B農地が20〜30aでは認定できない。

・・・とのことでしたが、素人だからこそ「就農支援」するつもりだったんだろうし、生活支援金を支給して貰えないから働いてるんだ し、斡旋してくれないから農地が増えないし、専業の就農者になれな いから、農地面積を増やせない・・・というのが、その当時の私たちの言い分でした。

「職員は殆ど仕事なんかせんと臨時の人たちばかりがセカセカと働いてるし、機密保持の概念自体が職員に全くないし、 自分の言ったこともスグに翻すしだいたいマジメに考えてないし・・ ・」と言いたいことは当時山ほど有りました。(*大半の職員さんは マジメで熱心に仕事をされていました・・・念のため申し添えます。)   

その当時は、役場が約束を守らなかったのだから、非は役場側にあると考えていました。 自分たちの甘さを棚にあげていたわけです。 それでもまあ、大浦町でなんとかやってゆく方法はないモノかとあれこれ考えてはいました。役場に頼らずに。(この時に考えついたことが、今、種子島でやっていることの原案です。)

そんなとき、私たちよりもずいぶんと後に就農された方達が認定を受けて、役場からの支援を受けながら専業で始められたと聞きました。 聞けば大浦町の出身の方達でした。 

「そうか! そういうことか。。。」 と気づきました。

私たちには地縁が無いのです。
                                                    (つづく)
 

■ 畑の立ち話(改良普及員さん編改め有機志向農家編)

先日、有機栽培でむらさき芋だけをつくっておられる方とお話ししました。
できたむらさき芋は百貨店に送っておられるそうです。

西:「今年のむらさき芋の需要はどうでしょうかねえ。」
M:「まだまだ大丈夫じゃろ。」
西:「他の地域でも作ってるところが増えてきてるみたいですし。。。」
M:「味が違う。よかもん作れば大丈夫じゃっち!」
西:「食味のためにも有機栽培でもっと増やしてゆけますかねえ。」
M:「難しいがそういう方向でやってゆくしか先はないじゃろ。」
西:「JAさんが協力的だといいんですがねえ。」
M:「もともと中種子は町をあげて有機栽培を目指したが、最初にネをあげたのがJAじゃった。
   リベートを取ることばっかり考えとるっち。」(*確認が取れていることではありません)
西:「しかし JAさんも農家ごとに品質もまちまちなのを全てとりまとめて出荷するのは大変だろう
   とは思いますよねえ。」
M:「確かに農家ごとに品質はまちまちで困る。もっと指導を徹底するか、自分で全てやるかしかなか   ろ。」
西:「EM栽培はどうでしょうか?」
M:「有用土着菌か 悪くはないじゃろうばっちゃ。。。」
西:「まだ 判断するには時期尚早ってことですか?」
M:「じゃっち(そうだ)」
西:「不当表示の件もあるし、信頼を得るのが難しくなるかも知れませんね。」
M:「却ってチャンスじゃろ。大手も農協も信用されんようになって、どん達(私たち)が直接話ができ    るハズ。」
西:「そう簡単にいきますかねえ・・・(^_^;)」
 

■ 旬野菜のレシピ    (さつまいも編01)

2色茶巾絞り(超簡単、和菓子?編)

材料:むらさき芋、普通のさつまいも、粉末黒糖、バター

作り方:それぞれのさつまいもを蒸かす。     
熱いうちに、2つのボールに分けてお好みの量のバターと、粉末黒糖をいれつぶす。
ラップフイルムや布巾に2つのさつまいもを少量ずつ取り ギュウッと絞り固める。

  出来上がり。      

干しぶどうを入れたり、煮たリンゴを入れたり、アイデア次第で味のバリエーションが広がります。
(バターを入れなくても勿論大丈夫です。)
 
  
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